次世代シーケンサーの価格
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シーケンス解析は高額な費用がかかるイメージですが、近年では次世代シーケンサーの発展により、従来に比べると大幅に価格が下がる傾向にあります。ここではその推移や他の手法と比較したコストの違いなどについて、詳しくご紹介しましょう。
年代別にみるゲノムあたりの
コスト
ヒトゲノム解析のプロジェクトが立ち上がった2003年当初、そのコストは30億ドルに上るとも言われていました。しかし、2006年に個人ゲノムの解析が可能になると約2,000万ドルに下がり、2007年に次世代シーケンサーが登場すると約200万ドルまで抑えられるように。そして2010年以降は技術の発展により飛躍的に費用が軽減され、2014年には約1,000ドルが実現しました。
サンガーシーケンサーと
比較した際のコストの違い
次世代シーケンサーは、従来のサンガーシーケンサーと比較するとコスト効率が非常に優れているのが特徴です。例えばゲノムサイズ3Mbの微生物を4株全ゲノム解析した場合、サンプルあたりのコストがサンガーシーケンサーでは281万円なのに対して次世代シーケンサーのコストは14,000円程度と、サンガーシーケンサーより安価な価格で解析結果を出すことができます※。
また、サンガーシーケンサーの解析期間が243日ほどなのに対し、次世代シーケンサーは1日で解析を完了可能です。こちらも速度で言えば約243倍の差が出るため、費用対効果という意味でも次世代シーケンサーが優秀であることが分かります※。
※次世代シーケンサーにはイルミナの「MiSeqシステム」を利用した場合。
次世代シーケンサーの費用相場
次世代シーケンサーの費用相場は、解析規模によって変わってきます。小規模な解析なら、例えばイルミナのMiSeq i100 シリーズを使用して数万円程度で解析できますが、規模が大きくなるにつれ、NextSeq 1000/2000、さらにはよりスループットの高い装置が必要となり、導入費用はあがります。
一方でスループットの高い装置を使用することにより、サンプルあたりの解析コストを下げられるというメリットがあり、目的に応じて装置を選択することが重要と言えるでしょう。
次世代シーケンサーの
ランニングコスト
次世代シーケンサーのランニングコストは、試薬・消耗品費から装置保守、設備・インフラ、データ解析・保存など多岐に渡ります。また、そこに人件費や運用管理などが加わるほか、サンプル数やマルチプレックス化、装置稼働率などの変動要因により大きく左右されるのも特徴です。
次世代シーケンサーを受託する
費用と購入する費用の違い
次世代シーケンサーを活用するには、他社に受託するという方法もあります。これは導入の初期費用が不要なほか、研究員等の人件費も軽減できるため、コスト的にはメリットが大きいでしょう。
しかし、納期に融通が利きにくく、混雑時は数週間~数か月待ちという事態に陥る恐れがあるのがデメリットです。論文提出を急ぐ場合や、研究開発のPDCAを迅速に回していきたいといった状況を考えると、機器を購入した方がコスパが良い可能性もあるでしょう。
シーケンス解析は、次世代シーケンサーの登場後飛躍的に性能があがったことで大幅にコストを削減できるようになりました。しかしながら購入する際には操作やメンテナンスなどのハードルが高いと考える研究者も少なくないと思います。
イルミナ社では、装置導入時にどの装置がお客様に適しているか、研究内容を丁寧にお伺いして提案します。また、日本国内に日本人のテクニカル・フィールドサポーターが多数在籍しており、導入後にも手厚いサポートを実施。
ほとんどのサポーターが研究者としてのバックグラウンドがあるため、単に操作トラブルの解決だけでなく、目的やサンプルの性質にあわせた解析方法をコンサルティングすることが可能です。初めて次世代シーケンサーを購入する方でも安心して利用できるような体制が整っているのでまずは相談してみてください。
「次世代シーケンサーのすゝめ」
次世代シーケンサーは未来の研究や製品開発の可能性を広げる重要な装置です。しかし、初めて次世代シーケンサーを導入する方にはハードルが高く感じられるケースも少なくありません。
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